【クスコ】インカ帝国の首都クスコ旧市街地と聖なる谷(ウルバンバの谷)の観光情報

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クスコの基本情報

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クスコ観光で使える周遊券

遺跡巡りの際使えるお得な周遊券

出典:【Costuc公式サイト】http://cosituc.gob.pe/tarifario/

クスコには、クスコ市内と近郊にある16の遺跡全てに入場できる周遊券と、これらの遺跡を3つのエリアに分けて、そのエリアの遺跡のみに入場できるチケットの4種類の周遊券が販売されており、目的にあったチケットを購入することができる。チケットはアルマス広場の観光案内所や最初に入場する遺跡や施設で購入することができる。

 チケット名有効期限料金入場できる遺跡
BTCI10日間130ソルクスコ市内と郊外の全ての遺跡
BTCI1当日のみ70ソルクスコ北のサクサイワマン,ケンコー,プカ・プカラ,タンボ・マチャイ
BTCI2 2日間70ソルクスコ市内コリカンチャ博物館,クスコ郊外のティポン,ピキリャクタ遺跡
BTCI32日間70ソルクスコ郊外のピサック,オリャンタイタンボ,チンチェーロ,モライ

※ BTC1のみ、学生割引(25歳まで)がある。BEEと呼ばれるチケットで、内容はBTC1と全く同じである。学生であることを証明できる身分証明書を提示しなければならない。

宗教施設周遊券

クスコ市内のクスコ大聖堂、サン・ブラス教会、サン・クリストバル教会、宗教美術博物館の4ヶ所に入場できる「Crcuito Religioso Arzobispal」と呼ばれる周遊チケットがある。料金は30ソル(学生は15ソル)でクスコ大聖堂か宗教美術博物館の入場チケット売り場にて購入できる。

クスコの観光スポット

アルマス広場

アルマス(Armas)とは、スペイン語で「武器」と言う意味で、ペルーの様々な街にアルマス広場がある。クスコの空港からタクシーで約20分でクスコの中心、大聖堂や、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会があるアルマス広場に到着する。インカの時代からこの場所は、インカ歴代皇帝の宮殿が立ち並び、「戦士の広場」と呼ばれ、インティライミ(太陽の祭り)や様々な儀式を行ったとされている。アルマス広場は、今でこそスペイン風の町並みになっているが、スペインの征服者、フランシスコ・ピサロによるクスコ制圧宣言や反乱を指導したホセ・ガブリエル・コンドルカンキの処刑がされた、歴史的にも重要な場所である。 現在アルマス広場は歩行者天国となっており、ペルーレイル社のオフィス、ATM、両替屋、マクドナルドやスターバックスを始め、観光客用のレストランや旅行代理店、お土産屋などが立ち並んでいる。おしゃれな街灯や整備された花壇があり、様々なイベントも行われており、観光客や地元の人たちの憩いの場となっている。

クスコ大聖堂

アルマス広場に面した、クスコのシンボルともいえる大聖堂。1560年のスペイン制服時代に、もとはインカ帝国の宮殿だった場所に約100年の歳月を費やして建てられたルネサンス様式のカトリック教会。大聖堂の材料は、サクサイワマン遺跡から運ばれた石であると言われており、ゴシック様式とルネサンス様式が融合した独特な造りになっている。1964年に設置された南米最大ともいわれる巨大な「マリア・アンゴラの鐘」は、20mile先まで鐘の音が聞こえると言われている。特に見どころは、パンがネズミに、ユダが征服者ピサロに置き換わって描かれたペルー版『最後の晩餐』と「地震の主(セニョール・デ・ロス・テンブローレス)」と呼ばれる黒いキリスト像。

※ 大聖堂の入場料は25ソルだが、30ソルの「Crcuito Religioso Arzobispal」と呼ばれる周遊チケットを購入すると、大聖堂・サンブラス教会・サンクリストバル教会・宗教美術博物館にも入場できる。

さっぺ
12月半ばに行ったらクリスマスイベント中だったのか無料で入れて、賛美歌も聞けた。
【名称】クスコ大聖堂(Catedral del Cusco)
【時間】10:00~18:00
【入場料】25ソル

ラ・コンパニーア・デ・へスス教会

ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会は、「イエズス会の教会」という意味でインカ帝国第11代皇帝・ワイナ・カパックの宮殿跡に建てられた、中南米のバロック様式を代表する教会1571年に建立され、1650年頃の大地震で崩壊したが、1688年頃に再建された。正面の両側は塔があり、ファサードは石の彫刻、祭壇は金箔で覆われた木の彫刻でできている。「マーティン・ガルシア・デ・ロヨラとベアトリス・クララ・コヤの結婚」などの歴史的絵画も必見。この教会の展望エリアから、アルマス広場を一望することができる。

【名称】ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会(Iglesia De La Compañia De Jesús)
【住所】Plaza de Armas del Cusco, Cusco 08002, Peru
【時間】月~金:9:00~17:15 土日:9:00~11:00 13:00~17:15
【入場料】10ソル

12角の石

アルマス広場の大聖堂の横のスントゥルワシ(Sunturwasi)という通りを宗教美術博物館の方へ進むとロレト通りへでる。 ロレト通りは、元々は太陽へ向かう道(Inti K`ikllu)という名前だった場所で、200mに渡りインカ時代の石組みが残っている。12角の石は、宗教美術博物館の石壁に中にある石で、名前の通り12の角を持つ石である。この石組は機械を一切使用せずに人工的に削ってはめ込んだもので、カミソリの刃も通さないといわれるほど周りの石と密着し、幾度も襲ってきた大地震にも崩れることなく現存している。スペイン帝国の建物は、地震で倒壊したものが多い中、インカの建造物は崩れることなく現存しており、精密な建設技術を持っていたことがうかがえる。

【名称】12角の石(La Piedra de los Doce Angulos
【住所】Hatunrumiyoc 480, Cusco, Peru

宗教美術博物館と14角の石

「宗教美術博物館」は、もともとはインカの第6代皇帝インカ・ロカの宮殿で、現在の建物は16世紀後半にスペイン帝国が旧大司教庁を建設した場所である。現在は300年以上前の彫刻や家具や宗教画などが展示されている。 14角の石は、12角の石より小さいが、精巧に削られた石は周りの石と寸分の狂いもなく組み込まれている。 場所は、アルマス広場から宗教美術博物館へ向かう途中の、エラヘス通り(Herrajes)を右に曲がると見えてくる。 門の正面から見ると、門の右手の部分が14角の石になっている。

【名称】宗教美術博物館(Museo de Arte Religioso)
【住所】Herrajes 38, Cusco
【料金】10ソル

サント・ドミンゴ教会

インカ帝国時代の「コリカンチャ(太陽の神殿)」だったが、スペイン人の征服によって大部分が破壊され、同じ土台の上にサントドミンゴ教会が建てられた。大地震で教会は崩れてしまったものの、古代インカ帝国時代に作られた石組はびくともしなかったという逸話は非常に有名で、現在も発掘や考古学的な研究が行われている。

コリカンチャ神殿の壁はまっすぐではなく内側に10度傾いているため、大地震にも耐えることができ、単に石を重ねていくのではなく石に凸凹の細工を施し、それをパズルのように組み合わせることにより、より強固に創りにしている。現在も大地震にも耐えた精巧な石組の建築技術を見ることができるため非常に見応えがある。インカの時代の最高レベルの建築の上にスペイン人たちがカトリックのサントドミンゴ教会と修道院を立てたために、インカとヨーロッパの建築の比較ができるこの地の歴史の象徴ともいえる建物。

【名称】サントドミンゴ教会(Santo Domingo)※コリカンチャ・太陽の神殿とも呼ばれる
【住所】Santo Domingo s/n, Cusco, Peru
【電話番号】+51 84 249176
【時間】月~土:8:30~17:30
【入場料】10ソル ※周遊券には含まれてない

サンフランシスコ教会・修道院

1651年に建設されたサンフランシスコ教会は、アルマス広場から歩いて5分ほどの距離にある教会で、現在も修道士が暮らす植民地時代に作られた石造りの神秘的な教会。中庭には、妊婦像の「オーの聖女」があり、子供を求める女性たちからの手紙などがそばに置かれている。一部公開されている修道院の地下には、地下墓地や、人骨で書かれた文字が並ぶ部屋がある。

【名称】サンフランシスコ教会・修道院(Igresia y Convento de San Francisco)
【住所】Plaza San Francisco, Cuzco
【電話番号】+51 84 221361
【時間】9:00~18:00

サン・ペドロ教会

サン・ペドロ教会 は、1688~1699年に建設された教会で、質素なしっくいの外観ですが、その内部は、ムデハル様式の天井に、壁は素晴らしい宗教画で埋め尽くされている。隙間がないほどに油絵、壁画、装飾が飾られており、「アンデスのシスティーナ礼拝堂」と呼ばれている。12月半ばに行ったので教会の前には、大きなクリスマスツリーがあった。

このツリーの左手にはサン・ペドロ市場(MERCADO CENTRAL DE SAN PEDRO)がある。農産物や肉、服、香料純ココアやアンデスのチーズ、地元の手工芸品など、あらゆるものが買える大きな青空市場。クレジットカードは使えないので行くならキャッシュを持って行った方が良い。

【名称】サン・ペドロ教会(Iglesia de San Pedro)
【住所】Calle Santa Clara, Cusco, Peru

サクサイワマン遺跡

サクサイワマン遺跡は、アルマス広場から車で10分(北へ約3km)ほどでクスコ市街地から一番近い場所にある遺跡。サクサイワマンは、ケチュア語で「満腹のハヤブサ」を意味する。

サクサイワマン遺跡はジグザグに組まれた石の壁が3段にわたって重なっている構造で、緻密に計算され、完璧に隙間なく積まれた石垣が200m以上にわたって続いている。この広大な敷地には要塞が建てられていたとも言われているが、現在は宗教儀式のためではないかとも言われており、未だ謎のままである。巨大な石が無数に使用されており、建築の観点からするとクスコや聖なる谷の遺跡の中でも最高傑作と言われている。使用された石の中で一番大きいものは360t(諸説あり)あり、一体どのように切り出され運ばれたのか謎が多い遺跡。 

【名称】サクサイワマン遺跡(Sacsayhuaman)
【住所】Cusco 084, Peru
【時間】7:00~17:30
【定休日】なし

インカの聖なる谷

クスコの北にはウルバンバ川(Río Urubamba)が流れている谷があり、インカ遺跡が点在していることから聖なる谷(Valle Sagrado)と呼ばれている。聖なる谷(ウルバンバの谷)を巡る際、「BTCP 3」の周遊券(2日間有効)で、オリャンタイタンボ、ピサック、チンチェーロに入場できる。

もし、全部周りたいなら、効率の良い周り方は、クスコ→ピサック→オリャンタイタンボ、オリャンタイタンボ→モライ遺跡→マラス塩田→チンチェーロ→クスコ、もしくはその逆周り。バスやタクシーを乗り継いでの移動もできるが、聖なる谷をめぐる混乗ツアーもしくは、人数が多い場合はクスコの旅行代理店で貸切の車を手配した方が安くて簡単に移動できる。

ピサック遺跡

クスコから、車で約1時間(約30km)ほどの場所に位置する「ピサック遺跡」。遺跡には、10〜11世紀に石だけで作られた宮殿や浴場の跡、お墓などを見ることができる。遺跡の周辺には斜面に沿って段々畑が幾重にも作られ、美しい風景が広がっている。山頂には、マチュピチュに勝るとも劣らないミニ・マチュピチュと言われる「インティ・ワタナ遺跡(Inti Watana)」がある。ここには 太陽神殿の他に 天体観測所もある。

【名称】ピサック遺跡(Pisac)
【時間】8:00〜17:00
【料金】共通チケット70ソル ※ BTCP3に含まれている

モライ遺跡

マラス塩田とセットで行くモライ遺跡。クスコから車で約1時間半の場所に位置する。ミステリーサクルのように作られた、古代の農業実験場と言われているモライ遺跡。その規模は、東京ドームが3つ入るほどの大きさ。一番外側の高い位置の円と一番内側の低い位置の円では、5~10度温度が異なるため、それを利用して250種類以上の野菜を育てていたとされる。温度計のないインカ時代にどのようにしてこのシステムを確立したのか謎が多い遺跡。

【名称】モライ (Moray)
【住所】San Isidro G-15 | Plaza de Armas Maras, Cusco, Peru
【入場料】10ソル ※ BTCP3に含まれている

マラス塩田


モライ遺跡の近くにあるマラス塩田は約4,000にものぼる数の棚田が広がっている。マラスの塩田で塩が作られるのは4〜9月の間だけで、太陽熱により溜まっていた塩水の水分が蒸発することで塩の結晶が表れる。乾季には、塩田を覆い尽くす塩の結晶で山の斜面が真っ白に彩られ、美しい光景を見ることができる。雨季の時期は、土砂が混ざってしまい、真っ白にはならない。

【名称】マラス塩田(Maras)
【入場料】2ソル ※ BTCP3に含まれていない

チンチェロ遺跡

チンチェロ村はクスコから車で約40分(北西30km)の所に位置し、オリャンタイタンボあるいはウルバンバ行きのバスが停まるのでアクセスが良い。チンチェロはクスコよりさらに高い標高3,700mで王室農園のあったのどかな村。元々インカの都市があったが、スペイン人に破壊され、石垣だけが残っている。遺跡自体はオリャンタイタンボやクスコより劣るが、白壁のコロニアル様式の建物が立ち並ぶ街並は他の遺跡にはない光景である。

【名称】チンチェロ遺跡(Chinchero)
【入場料】共通チケット70ソル ※ BTCP3に含まれている

オリャンタイタンボ遺跡

オリャンタイタンボ村は、クスコから車で約2時間(北東に約90km)の場所にあり、スペインの侵略に追われたインカ帝国の人たちが築いた「要塞」と言われている。オリャンタイタンボ遺跡では、太陽の神殿、階段畑、水の神殿、住居跡などが見られる。一番の見所は、頂上の防御壁と思われる6個の巨石である。インカの石組みの技術によって見事に横に繋ぎ合わされており、50~90tとも言われているこの巨石をどのように頂上に運んだのか今も謎のままである。岩壁にはチャカナ(インカの十字架)のモチーフが彫刻されている。また、遺跡の頂上のこの岩壁の奥では、今でも泉が湧き出ており、スペイン人によって破壊されたが、ここに「太陽神殿」があったと言われている。頂上からは、オリャンタイタンボ村が見下ろせるだけではなく、聖なる谷の素晴らしい光景を目の当たりにすることができる。

【名称】オリャンタイタンボ(Ollantaytambo)
【住所】Ollantaytambo 08676, Peru
【時間】8:00〜17:00
【入場料】共通チケット70ソル ※ BTCP3に含まれている

マチュピチュへの行き方

チチカカ湖への行き方


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