【オウロ・プレット】ゴールドラッシュで栄えた美しい世界遺産の街並み

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世界遺産の街オウロ・プレット(Ouro Preto)

オウロ・プレットはどこにある?

オウロ・プレットの歴史

オウロ・プレットは、ブラジルの南東部の山間ミナス・ジェライス州に位置する標高1,000メートルの山間に開けた古都で、ポルトガル語で「黒い黄金」という意味である。17世紀に起きたゴールデンラッシュで建設された金鉱採掘のための植民都市のひとつであり、1897年にベロオリゾンテに移されるまでミナスジェライス州の州都だった。石畳と坂、そしてバロック建築の教会がつくりだす美しい風景が残る街並みは、1980年にユネスコ世界遺産に登録された。

現在は観光業を主産業としている。かつてゴールドラッシュに沸いた金鉱の多くは閉山となっているが、金や種々の宝石も含め、今でも鉱物資源の採掘が続いている。また、オウロ・プレットは、大学都市としても知られており、オウロ・プレット連邦大学は約10,000人の学生を有している。

ミナスの陰謀とは

チラデンテスは、ポルトガルからの独立のために戦った愛国者として今もブラジル国民の英雄として称えられており、毎年4月21日は、「チラデンテスの日(Dia de Tiradentes)」としてブラジルは祝日になっている。

1698年にブラジルのミナスジェライス州のゴールドラッシュに対し、ポルトガル政府は、1700年から採取された金の5分の1を税金として徴収するキント税を導入した。ブラジルの人口は、1700年の30万人程度から、ゴールドラッシュを夢見て1800年には300万人強になったが、1780年代には黄金の産出量が目立って減少した。1788年、ミナスの新知事としてポルトガルからヴィスコンジ・デ・バルバセナが渡伯し、減少したキント税の不足分を臨時付加価値税(Derrama/デハマ税)としてミナスの市民に課すことを決定した。

1788年、チラデンチスを首謀者としたグループにより、ポルトガルによる支配から独立する計画がミナスのオウロ・プレットで画策された。彼らは、ミナスジェライスがポルトガルから分離独立し、共和制を樹立することを目標に掲げた。作戦は、デハマ税が公示されるその日にバルバセナ新知事を殺害し、血祭に挙げることから始める予定になっていたが、この「ミナスの陰謀」は、密告により事前に露見してしまい計画は実行されることなく終わった。

首謀者たちは全員逮捕され、当時の首都リオデジャネイロに送還された。3年間に及ぶ裁判の結果、陰謀の首謀者たちは国外追放されたが、チラデンチスのみはポルトガル王室の見せしめのため、1792年4月21日に絞首刑に処せられた。チラデンチスの身体は四つ裂きにされ、オウロプレットの町の広場に晒された。これが「ミナスの陰謀」として知られる事件の概要である。小規模な反乱だったが、今でもブラジル独立活動の第一歩として語り継がれている。

オウロ・プレットへのアクセス

オウロプレットには空港がないため、主要各都市または近くの空港からバスか車で移動する。アクセスの拠点としては、ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)が便利。

【ベロオリゾンテから】

ベロオリゾンテからオウロ・プレットまでは約100km、バス・車で約2時間の旅。ベロオリゾンテのバスターミナル(Terminal Rodoviário de Belo Horizonte)から1時間置きに観光バスがでている。下記公式HPでバスの予約や座席指定ができる。

【名称】ホドビアリオ・ジ・ベロオリゾンテ(Terminal Rodoviário de Belo Horizonte)
【住所】Av. do Contorno, 340 – Santa Efigênia, Belo Horizonte
【予約HP】https://onibuz.com/rodoviaria-de-belo-horizonte/
【料金】現在は片道R$33(約1,000円)

【リオデジャネイロから】

リオデジャネイロからオウロ・プレットまでは460km。リオデジャネイロから向かう場合、車かバスで約7時間かかる。2018年現在、リオーオウロ・プレット間のバスは23:30-7:05(7h35m)と7:30-14:45(7h15m)の2本が毎日運行されている。

もしくは、飛行機でベロオリゾンテのコンフィンス空港(CNF)または、パンプーリャ空港(PLU)へ行き(約1時間)、ベロオリゾンテのバスステーションからバス(約2時間)に乗り換える。

【名称】ノボ・リオ・バスターミナル(Novo Rio Bus Terminal)
【住所】Av. Francisco Bicalho, 1 – Santo Cristo
【予約HP】https://onibuz.com
【料金】現在は片道R$149(約4,500円)から
さっぺ
車で4時間くらいで行けると噂に聞いて、何も調べずに車で行ったら8時間かかった。道も悪く、途中土砂崩れで遠回りする羽目になったり、事故現場を目撃したりしたので、リオから車で行くのはおすすめしない。

【サンパウロから】

サンパウロから向かう場合、車かバスだと約11時間かかる。2018年現在、サンパウローオウロ・プレット間のバスは、20:00-7:30(11h30m)の1本が毎日運行されている。

もしくは飛行機でベロオリゾンテのコンフィンス空港(CNF)または、パンプーリャ空港(PLU)へ行き(約1時間〜1時間半)、ベロオリゾンテのバスステーションからバス(約2時間)に乗り換える。

【名称】チエテ・バスターミナル(Terminal Rodoviário Tietê)
【住所】Av. Cruzeiro do Sul, 1800 – Santana, São Paulo
【予約HP】https://onibuz.com
【料金】現在は片道R$107(約3,300円)から

オウロ・プレットの観光スポット

オウロ・プレットには20以上もの有名なバロック様式の教会がある。大体の教会が市街地中心部に位置しており歩いて行ける距離にある。このマップのピンを立てている観光スポットをご紹介。

さっぺ
ピンをタップ(またはクリック)すると、現在位置から経路案内が出来ます。観光マップの1番右は、ミナス・ダ・パッサージェンです。

チラデンチス広場(Praça Tiradentes)

昔、奴隷売買が行われていた広場。チラデンチスとは、ポルトガルの重税に反発して独立運動を唱えたジョアキン・ジョゼ・ダ・シウバ・シャビエー(Joaquim José da Silva Xavier)が歯医者だったことからチラデンチスと呼ばれた。彼はブラジルの独立の英雄として語り継がれている。現在は、週末になると様々なイベントが行われている。この広場の正面に見える大きな建物はインコフィデンシア博物館(Museu da Inconfidencia)という昔の刑務所で今は博物館として開かれている。

【名称】チラデンチス広場(Praça Tiradentes
【住所】Praça Tiradentes, Ouro Preto
【営業時間】24H

ピラール教会(Basílica Nossa Senhora do Pilar)

ピラール教会の内装は必見。1711年に建設されたこのバロック様式の教会は、400kg以上の金と銀が使われており、まさにブラジルのゴールドラッシュの象徴とも言える。素晴らしい絵画や彫刻も施されており、結婚式会場としてもとても人気がある。

【名称】ピラール教会(Basílica Nossa Senhora do Pilar)
【住所】Praça Monsenhor Castilho Barbosa, 17 – Pilar, Ouro Preto
【電話】+55 (31) 3551-4735
【料金】R$10(約300円)
【定休日】月曜

サンフランシスコ・ジ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)

1771年から1794年にかけてオリヴェイラのドミンゴス・モレイラにより建てられた、コロニア建築の代表的なバロック様式の教会。

【名称】サンフランシスコ・ジ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)
【住所】Largo de Coimbra, Ouro Preto
【電話】+55 (31) 3551-3282
【営業時間】火~日:8:30~11:45 13:30~17:00
【定休日】月曜日
【料金】R$10(約300円)

カーザ・ドス・コントス博物館(Casa dos Contos)

ゴールドラッシュ時代の鋳物道具や奴隷の歴史に関する資料が展示されている。一時は刑務所としても使われていたので、地下には刑務所時代の展示室がある。博物館としては小さめだが、2階と3階がギャラリーとなっており、オウロ・プレットの歴史を知ることができる。

【名称】カーザ・ドス・コントス博物館(Casa dos Contos)
【住所】R. São José, 12, Ouro Preto
【電話】+55 (31) 3551-1444
【営業時間】10:00〜17:00(金曜と日曜は10:00〜15:00)
【定休日】月曜日
【料金】無料

インコンフィデンシア博物館(Museu da Inconfidência)

インコンフィデンシア博物館は、元々ミナス・ジェライス州政庁として建設され、1907年から30年間は刑務所として使われた。インコンフィデンシアとは、ポルトガル語で「反乱者」という意味で、ブラジル独立運動の先駆となったチラデンチスの「ミナスの陰謀」の関係資料などが展示されている。その他にも、ブラジルのミケランジェロと呼ばれた彫刻家のアレイジャジーニョに関する展示物が多数展示されている。2階ではドン・ペドロ2世の肖像画や家具、聖像などが展示されている。

【名称】インコンフィデンシア博物館( Museu da Inconfidência )
【住所】Praça Tiradentes, 139 – Centro Histórico, Ouro Preto
【電話】+55 (31) 3551-3282
【営業時間】火~日:8:30~11:45 13:30~17:00
【定休日】月曜日
【料金】R$10(約300円)
【公式HP】http://www.museudainconfidencia.gov.br/en

コインブラ広場青空市

アッシジの聖フランチェスコ教会の目の前で、青空市が開かれている。オウロ・プレットは、鉱物資源が採取されるエリアなので、この露店にはトルマリンやメノウなどの原石をはじめ、鉱石から作られた綺麗な民芸品や装飾品がたくさん売られている。その他にも、鍋、像、お皿、小物入れなど様々な物が販売されており、街の土産店よりも安く購入することができる。

【名称】Igreja de São Francisco de Assis前の広場
【住所】Largo de Coimbra, Ouro Preto

ミナス・ダ・パッサージェン(Mina da Passagem)

正式にはオウロ・プレット地区ではないが、オウロ・プレットの中心街から8km、マリアナ方面に車で15分のところに廃坑金山があり、現在はトロッコに乗って、地上から垂直110mの地下に降り、見学ができる場所がある。1985年まで実際に採掘が行われて、多いときには800人もの鉱山労働者が働いていた。

トロッコで315mおりていった地点には315mという看板がある。中はひんやりとしていて、薄暗い。他に観光客がいなかったら気味が悪い雰囲気…主に黒い層に挟まれている層に金の成分が多いらしい。奥に進むととても綺麗な湖が見える。この湖はライセンスを持っているダイバーのみが泳げる湖。とても深く、水の透明度が高い。

ミナス・ダ・パッサージェンを紹介しているサイトに鉱山探検の後は、砂金の採り方の講習会があると書いてあったが、トロッコから降りたらはい終了、という感じだったので、講習会があるのか定かではない。

【名称】ミナス・ダ・パッサージェン(Mina da Passagem)
【住所】 192 Rua Eugênio Eduardo Raballo, Mariana
【電話】+55 (31)3557-5000
【料金】大人:R$62(約1,800円)
【営業時間】月・火:9:00~17:00 水~日:9:00~17:30

おすすめのレストラン

コミーダ・ミネイラ(Restaurante Contos de Réis)

オウロ・プレットでとても有名なミナジェライス料理が食べられるレストラン。かなり広い店内だが、団体予約で大人数が来ていて、オープンして30分もせずに観光客でいっぱいになっていた。ビュッフェスタイルとアラカルトが選べる。

【名称】コミーダ・ミネイラ(Comida Mineira)
【住所】Rua Camilo de Brito, 21 – Ouro Preto
【営業時間】ビッフェ:月~日 11:30~16:00
アラカルト:日~火 11:30~17:00、水~土 11:30~22:00

オウロ・プレットおすすめのホテル

さっぺ
オウロ・プレットは世界遺産の街なので、一軒一軒の家が外観や内装を勝手にリフォームをすることが許されていない。そのためクラシックな雰囲気のホテルやポウザーダが多い。

ホテル・ソラール・ド・ロサリオ(Hotel Solar do Rosário)


出典:booking.com

Booking.com


※ こちらに日程を入れると、ホテル・ソラール・ド・ロサリオの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。立地が良くとても綺麗なホテル。

【住所】 R. Getulio Vargas, 270 – Rosário, Ouro Preto
【電話番号】+55 (31) 3551-5200

ホテル・ポウサダ・ド・アルカンジョ(Hotel Pousada do Arcanjo)


出典:booking.com

Booking.com


※ こちらに日程を入れると、ホテル・レ・へライス・ラ・ボリエの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。ソラール・ド・ロサリオが一杯で予約できなかったので、こちらを予約。ホテルに到着するまでの道が細すぎたり、坂道があまりに急すぎて、立地があまり良くないホテルだと思ったが、ホテルの人がセントロまで無料で送迎をしてくれるため、移動で困ることはなかった。内装はとてもクラシックな雰囲気で、スタッフの人の対応も良いホテル。

【住所】 R. São Miguel Arcânjo, 270 – São Cristóvão, Ouro Preto
【電話番号】+55(31) 3551-4121

ポサーダ ド モンデゴ(Pousada do Mondego)


出典:booking.com

Booking.com


※ こちらに日程を入れると、ポサーダ ド モンデゴの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。チラデンチス広場の近くで立地が非常に良い。

【住所】Largo de Coimbra, 38 – Centro Histórico, Ouro Preto
【電話番号】+55(31) 3552-7700
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