キューバのツーリストカード取得方法

キューバのツーリストカード取得方法

日本人がキューバに入国する際には、観光目的でかつ30日以内での滞在に限りビザなしで滞在をすることが可能である。しかし、キューバの入国審査を通過する際に、必要になるのがツーリストカード。アメリカとキューバが国交回復してから多々変更点があるため、2018年12月現在の状況を記載するが、実際にツーリストカードを取得する際には必ず、キューバ領事館の公式サイトにて確認を。ツーリストカードの有効期限は入国日から90日間で、1回の入国のみの有効。

キューバ大使館にて取得する

キューバのツーリストカードを取得する方法で一番簡単なのが東京都の赤羽橋にあるキューバ大使館に出向いて、事前にツーリストカードを取得する方法。 大使館の申請できる時間は、平日の9:30〜11:30まで。ツーリストカードを取得する段階で航空券とホテルの手配を完了していなければならない。申請者が少なければ5〜10分で取得可能。

【必要書類】
・パスポート（原本）
・パスポートの顔写真のページコピー
・キューバ往復航空券eチケット
・宿泊先の予約確認書
・申請用紙（事前に公式サイトからダウンロード、現地でも入手が可能。）
・証明写真　4cm × 3cm（縦 × 横）　5cm × 5cm（縦 × 横）各一枚
・申請料金（2,100円）

※ アメリカ経由でキューバに渡航する場合、専用のツーリストカード（キューバ入国許可証）を現地で取得する必要があるため、日本で取得しても意味がない。

ツーリストカードを郵送にて取得する

申請書に必要事項を記入して申請料金を銀行振り込みで送金することによりキューバ大使館に行かなくても、ツーリストカードを手に入れることが可能。大使館のホームページからツーリストカード申請用紙をダウンロードすることができる。 この方法でも航空券と宿泊予約を完了させて、その証明書を同封する必要がある。また、申請にかかる料金が5,600円かかり、ツーリストカードが到着するまで1週間から2週間ほどかかる。

【必要書類】
・パスポートのコピー（顔写真があるページ）
・キューバ往復航空券eチケット
・宿泊先の予約確認書
・申請用紙（5cm（縦）x 5cm（横）の顔写真を申請用紙に貼付けたもの）
・返信用封筒（自分の住所・名前を記載した封筒に切手を貼って同封）
・振込票（申請料金 5600円を以下振込先に振り込み同封する）
※料金が変更される可能性もあるため、必ず公式HPにて要確認。

【振込先】
三菱東京UFJ銀行 広尾支店
普通口座：1128153
口座名：キユ－ハ゛キヨウワコクタイシカン
※ 振込先が変更される可能性があるため、必ず公式HPにて要確認。
※ 振込の人名は、必ずローマ字で記入。（カタカナ不可）

【郵送先】
〒106-0044　東京都港区東麻布1-28-4
キューバ共和国大使館

※ アメリカ経由でキューバに渡航する場合、専用のツーリストカード（キューバ入国許可証）を現地で取得する必要があるため、日本で取得しても意味がない。

旅行代理店に依頼して取得する

旅行代理店にツーリストカードを依頼する方法で、この方法だと確実に取得できるが、費用が1〜2万円くらい手数料がかかる。以下、キューバのツーリストカード代理申請を行っている旅行代理店。

中南米専門海外旅行会社　かもめツアー

ツーリストカード代行取得専門会社　ヒューマンジェルス・ビザインフォメーション

海外出張・ツーリストカード取得専門会社　日本橋夢屋

キューバ共和国ビザ申請代行　株式会社アイガー

海外の空港にて取得する

【カナダ経由の場合】

カナダのオタワやトロントを経由してSunwing、Air Canada、West Jet、Aie Transatでキューバに向かう場合、機内でツーリストカードを配布している。本来カナダ在住の人のためのツーリストカードなので、他国からの観光客は使用できないことになっているため日本での取得を推奨している。日本人でもそれに必要事項を記入して入国できている人も多いのが現状だが日本で取得するに越したことはない。

※カナダを経由してキューバに渡航する場合には、2016年3月15日より電子渡航認証システム（Electronic Travel Authorizations：eTA）による渡航認証が義務付けられている。
在キューバ日本国大使館のeTAに関する情報

【メキシコ経由の場合】

メキシコ経由で向かう場合は、カンクンやメキシコ・シティやグランド・ケイマンの空港で取得することもできる。空港の旅行会社のカウンターにツーリストカードを発行する専門の窓口がある。ここで手数料25US$（約2,700円）を支払うことでツーリストカードの取得が可能。

※ メキシコ・シティ国際空港の場合、出国ゲートがある2階の、セブンイレブンの右側がアエロメヒコのカウンターで、そこでツーリストカードを入手できる。

【アメリカ経由の場合】

アメリカの航空会社の場合、チケットカウンターと乗り換えゲート横にある「Cuba Ready」という専用窓口でツーリストカードを購入することができる。料金は100US$（約11,000円）。アメリカでの搭乗前に「ツーリストカード」ではなく「キューバ入国許可証」と言うものをアメリカの搭乗カウンターで購入。

※アメリカに入国するだけでなく、経由地とする場合もESTA（電子渡航認証システム）の取得が義務付けられているので、取得していない人はこちらも申請が必要。
ESTA（電子渡航認証システム）取得公式サイト

※ アメリカ経由でキューバへ行く場合、日本や海外で取得したツーリストカードは使えない。アメリカの空港にて「キューバ入国許可証」を取得しなければならない。

※ キューバ大使館情報や米国航空会社のホームページには以下の内容が記載されている。

『米系航空会社を利用してキューバへ渡航する場合』

米系航空会社を利用してキューバへ渡航する場合、米国市民か外国人かにかかわらず、米国財務省外国資産管理室（OFAC）の許可する12の渡航カテゴリーのいずれかに該当する方に制限され、観光目的での渡航は許可されていません。

詳しくは各航空会社にお問い合わせください。

米国財務省外国資産管理室（OFAC）の許可する12の渡航カテゴリー

1 家族の訪問Family visits.

2 米国政府、外国政府、特定の政府間組織関連公務Official business of the U.S. government, foreign governments, and certain intergovernmental organizations.

3 報道関連の活動Journalistic activities in Cuba.

4 専門家による研究または専門家会議Professional research and professional meetings in Cuba.

5 教育活動Educational activities.

6 宗教活動Religious activities in Cuba.

7 公演、講習、ワークショップ、運動又はその他の競技会および展示会Public performances, clinics, workshops, athletic and other competitions, and exhibitions.

8 キューバ国民の支援Support for the Cuban People.

9 人道的プロジェクトHumanitarian projects.

10 私立財団または研究・教育機関に関連する活動Activities of private foundations or research or educational institutes.

11 情報又は情報商材の輸出、輸入、輸送Transactions related to information and informational materials.

12 特定の認可された輸出取引Exportations from the United States to Cuba; reexportations to Cuba; importation and servicing or repair of certain items previously exported or reexported to Cuba.

アメリカから渡航する場合、「キューバ入国許可証」の申請を行う。アメリカから観光目的での渡航が許されていないため、入国の目的は、現地でのお金を使うことを通じてキューバ経済に貢献するため『キューバ国民の支援Support for the Cuban People』を選択する。

ハバナ空港で購入

普通は、ハバナのひとつ前の国で必ずツーリストカードの有無を聞かれ、無い場合はその場で購入しなければならないため、ハバナのホセ・マルティ空港到着までにツーリストカードを入手している。もしも、紛失してしまった場合は、ハバナの空港でもツーリストカードを購入することができる。

さっぺ

キューバとアメリカの国交正常化以降、様々な部分で制度が変更されているので、ツーリストカード取得する際は必ず公式サイトで確認を。

キューバ入国手続きについて

キューバの入国審査では、パスポートとツーリストカード、海外旅行保険の証明、税関申告書、宿泊先確認書の5枚を係官に渡す。入国審査が終わるとパスポートと同時にツーリストカードの下半分が返却され、この下半分は出国するときに必要になるので、必ず保管するように。出国用を紛失してしまうと再発行の手数料がかかる。

入国に際し、アメリカ製品の持ち込みに関して制限はないが、キューバ製品（特に葉巻）を持ってアメリカに入国すると没収されてしまうためアメリカ経由の人は注意。カナダやメキシコへの入国時には、キューバ製品び制限内持ち込みは問題ない。

その他のキューバに関する情報

旅ログ

【キューバ】歴史・通貨・ベストシーズンなどキューバ旅行の基本情報をご紹介

https://sappechan.com/2018/11/01/cuba-3

キューバ共和国（República de Cuba）キューバ（首都ハバナ）はどこにあるの？キューバは、アメリカ合衆国フロリダ州キーウエストの約150キロ南にあるカリブ海に浮かぶ島国で、面積は日本の本州の約半分。海の透明度が高く、とっても美しいビーチは地上の楽園と呼ばれている。キューバの基本情報写真はキューバ革命の指導者チェ・ゲバラ歴史 1492年　コロンブスが第一次航海でキューバに到着 1511年　スペインの遠征隊がキューバを征服（1902年に独立） 1620年頃　スペイン人は先住民を虐待し、キューバに疫病を持ち込み先住民たち...

旅ログ

 

7 Pockets

【ハバナ観光まとめ】旧市街地と新市街地の観光スポットの詳細

https://sappechan.com/2018/11/04/cuba

ハバナ（La Habana）ハバナはキューバの首都であり、カリブ海域において最大の都市。16世紀からスペインの支配下に置かれ、旧市街地は今も17～18世紀のさまざまな建設様式で建てられた建物が建ち並び、1982年に4つの要塞群（フエルサ要塞・モロ要塞・プンタ要塞・カバーニャ要塞）とともに世界遺産に登録された。新市街地には、キューバ革命の英雄たちのゆかりの地が現在も残っている。ハバナはカリブ海の美しい景観と、革命家たちの歴史が共存している魅力が沢山詰まった街である。気の向くまま訪れたいところに行くも良いし、効率よ...

旅ログ

キューバの世界遺産や観光スポット情報

https://sappechan.com/2018/11/04/cuba-4

キューバの観光都市一覧こちらのピンを立てている観光地をご紹介。ピンをタップ（またはクリック）すると、現在位置から経路案内が出来ます。キューバの基本情報・ツーリストカード取得方法はこちら↓↓↓ハバナから各都市へ行く長距離バスキューバの長距離バスは、Viazulがメジャー。バスターミナルへはタクシーがエンストしたり、トラブルがなければ、新市街からはタクシーで約10分、旧市街からはタクシーで約15分で到着する。公式ホームページにて、バスの予約をすることができる。ハイシーズンはチケット売り場に長蛇の列ができ、殆ど...

キューバ大使館・領事部情報