【パラチー】18世紀に金を運ぶための港として栄えた美しい港町

スポンサーリンク

パラチー(Paraty)ってどこ?

パラチーは、サンパウロとリオ・デ・ジャネイロの中間にある18世紀の植民時代にミナスジェイラスで採掘された金の輸出港としてイーリャ・グランジ湾(Ilha Grande)に面した海岸街。リオ・デ・ジャネイロ中心地から約240km、サンパウロから約310km離れた場所に位置する。

パラチーについて

パラチーの歴史

パラチーは、リオデジャネイロ州の最南西の都市で、1597年に設立された村である。「パラチー」はトゥピ語で「魚の川」という意味である。今もパラチーには沢山の魚が生息している。1667年にポルトガルによって町として正式に設立され、ミナスジェライス州の金を海岸地方へ運ぶための道(Caminho do Ouro:黄金の道)として重要な役割を担っていた。植民地時代の美しい家屋が残る旧市街は1966年に歴史地区に指定された。それ以降町並みの保存のために車の交通規制がされている。現在も、200年前の教会や石畳の道や窓枠の鮮やかな建物などを見ることができ、観光地として人気である。

パラチーへの行き方

パラチーには空港がないため、車かバスで行く。バス・車ともに、リオ中心部から約4〜5時間、サンパウロの中心部から約6時間かかる。タクシーだと約R$900〜、Uberが行ってくれるかはわからないが、アプリでパラチーまで検索すると料金はR$500〜から出てくる。

【リオからバスで行く場合】リオ中心部にあるNovo Rio Bus Terminal(ノボ・リオ・バスステーション)からは多くのバスが出ており、所要時間は約4〜5時間。Costa Verdeというバス会社がリオーパラチー間を走行しており、1日13本運航している。歴史地区の外にあるParatyバスステーションに到着する。パラチーのバスステーション(Angra dos Reis)にはタクシー乗り場があり歴史地区までR$20(約600円)で行ける。

【名称】Novo Rio Bus Terminal(ノボ・リオ・バスステーション)
【住所】Av. Francisco Bicalho, 1 – Santo Cristo

【サンパウロからバスで行く場合】サンパウロのチエテ・バスターミナル(Terminal Rodoviário Tietê)からReunidas Paulistaのバスでパラチーのバスステーション(Angra dos Reis)までは所要時間約6時間で、価格はR$65~R$76(2,000円前後)。サンパウローパラチー間は、1日5本運行している。

【名称】サンパウロのチエテ・バスターミナル(Terminal Rodoviário Tietê)
【住所】Av. Cruzeiro do Sul, 1800 – Santana, São Paulo

パラチーでの過ごし方

歴史地区観光

さっぺ
街中がインスタスポットのパラチー。写真を撮りたいなら、午前中の人が少ない時間帯に写真を撮るのがおすすめ。

石畳の道に、200年前の教会、どこを歩いてもコロニアル風の白壁に色鮮やかな窓枠が美しい建物があり、のんびり散策を楽しむことができる。車が規制されているエリアには多くのカフェやレストラン、ブティックなどがあり、ボートツアー以外にも食事や散歩を楽しむことができる。また、地元のアーティストのワークショップも多数あり、Flipのイベントの時には街中が人で溢れかえる。夕方以降は生ライブをするレストランが多数あり、夜もとても賑やかな街。

歴史地区には4つの有名な教会がある。馬車で歴史地区のツアーに参加したい場合はPraçada Matrizに行けば、一人当たりR$20で40分のツアーに参加できる。パラチーには11の美術館と博物館がある。1番人気はこちら。

【名称】文化の家(Casa da Cultura de Paraty)
【住所】R. Dona Geralda, 177
【電話番号】+55 (24)3371-2325
【営業時間】10:00から22時00分
【入場料】無料
【定休日】月曜
【公式HP】http://casadaculturaparaty.org.br

バルコと呼ばれる観光船に乗ってボートツアーで島巡り

バルコでのボートツアーは、街の中に多数の旅行代理店があるのでそこで申し込むことができる。いくつもの海岸を周遊するボートツアーは約5、6時間で1人R$60。5つくらいの島に行ってビーチでのんびりしたり泳いだりする。

さっぺ
ボートツアーでは、シュノーケルグッズや浮き輪がレンタルできるが、クオリティは高くないので必要なら持参した方が良い。

プライベートボートツアー

港を歩いていると、ボートのオーナーがよく声をかけてくる。1時間3000円〜(勿論かっこいい最新ボートほど高い)でプライベートで船を出してくれるのだ。可愛い小舟から写真のようなクルーザーまでいろんな種類がある。前もって予約したければトリップアドバイザーで予約ができる。ウミガメエリアでは沢山のウミガメが見れるし、魚エリアやイグアナの島では船長が餌を投げ込んでくれるので、群がる魚や、餌を追いかけるイグアナや猿を見ることができる。

トレッキングやダイビングなどその他のツアー

100以上のビーチと島々があるので、トレッキング・カヤック・ダイビング・滝を巡るツアー・乗馬ツアーなど様々なツアーがある。トリップアドバイザーで予約もできるので、そちらで前もって何ができるのか、何をしたいのかを確認しておいた方が良い。

イベント

パラチーでは、ブラジルを代表する恒例の文学祭、パラチー国際文学祭(FLIP:Festa Literária Internacional de Paraty)が開催される。毎年7月になると文学を愛する人達が集まり、文学に関する討論会が行われる。

また、パラチー周辺は、良質なカシャーサができるエリア。お土産やさんに何種類ものカシャーサが並べられているが、毎年8月の最終週にはピンガフェスティバルがある(カシャーサのお祭り)。

パラチーおすすめのホテル

Rua Tenente Francisco Antônio, S/Nº - Centro Histórico, Paraty 

Largo do Rozário, 1 - Centro Histórico, Paraty

Rua Dr. Pereira, 50 - Centro Histórico, Paraty


パラチーは歴史地区にとてもおしゃれなホテルがいくつかある。色んな友人に聞いた中でTOP3のホテルをご紹介。歴史地区にあるホテルならどこも徒歩圏内。
さっぺ
パラチーに行くとき予約しようとしたが、3つとも予約でいっぱいで私は宿泊できなかったので予約は早めにしたが良い。

カサ・タークエサ(Casa Turquesa – Maison D’Hotes)


出典:booking.com


Booking.com


※ こちらに日程を入れると、カサ・タークエサの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。その周辺のホテルも検索できる。

スタッフの殆どの人が英語が話せるホテルなので、西洋人の利用者がとても多い。歴史地区の中にあり立地もとても良い。外観はパラチーらしい建物だが、内装は豪華に改装されており、観光客にとても人気。

【住所】 Rua Dr. Pereira, 50 – Centro Histórico, Paraty
【電話番号】 +55 (24)3371-1037

ポウザーダ・ド・サンディ(Pousada do Sandi)


出典:booking.com


Booking.com


※ こちらに日程を入れると、ポウザーダ・ド・サンディの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。その周辺のホテルも検索できる。

こちらも歴史地区にあり立地が良い。スタッフはポルトガル語しか話せないスタッフも多いそう。庭やプールがとても可愛らしくパラチーらしい雰囲気を楽しめる。プールやジャグジーもある。

【住所Largo do Rozário, 1 – Centro Histórico, Paraty
【電話番号】 +55 (11)2503-0195

ポウサダ・ポルト・インペリアル(Pousada Porto Imperial)


出典:booking.com


Booking.com


※ こちらに日程を入れると、ポウサダ・ポルト・インペリアルの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約ができる。その周辺のホテルも検索できる。

シンプルでとても清潔感がある。宿泊した友人は壁が薄くて他の人の声が聞こえてくることがあったのが難点だと言っていたが、その他はスタッフの対応や内装、朝食などどれも素晴らしかったと話していた。

【住所】Rua Tenente Francisco Antônio, S/Nº, Paraty
【電話番号】 +55 (24)3371-2323

スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする