目次
マチュピチュ(Machu Picchu)
マチュピチュはどこにある?
マチュピチュについて
マチュ・ピチュは、15世紀のインカ帝国の遺跡で、アンデス山麓に属するペルーのウルバンバ谷に沿った標高2,430mの山の尾根にある。マチュピチュとはケチュア語で「老いた峰」という意味で、山裾からはその存在を確認できないことから「空中都市」や「インカの失われた都市」と呼ばれている。この遺跡は、スペイン人から逃れるために、あるいは復讐の作戦を練るために、インカの人々が作った秘密都市だったともいわれている。
マチュピチュのベストシーズン
マチュピチュでは、四季がなく、乾季(5月〜10月)と雨季(11月〜4月)に分かれている。一番の降水量が多いのは1月で、日本の梅雨の時期と同じ程度の降水量。雨季は、雨が降る日が多いが、一日中雨が降り続くことは少ないので、土砂崩れなどで列車が運行されない場合を除き、マチュピチュ遺跡観光が中止になることはない。 ペルーのアンデス山岳地帯であるクスコ、プーノも同様に5月〜10月が乾季にあたるので、マチュピチュのベストシーズンは、5〜10月で、その中でも特に6月、7月がベストシーズンと言われている。
マチュピチュへのアクセス
マチュピチュに行くルートは様々だが、ダイレクトで飛行機で行ける場所ではないため、まずはペルーの首都リマへ、そこからクスコへ、クスコから様々なルートでマチュピチュを目指すこととなる。
※ リマの基本情報、レストラン、ホテルの情報はこちら↓↓↓
※ リマからの日帰りツアーでナスカの地上絵を見に行くことができる。詳しくはこちら↓↓↓
リマからクスコ
リマからマチュピチュの玄関口クスコへ行く方法はバスまたは、飛行機。バスだと20時間以上山道を走って往復約7,000円〜。飛行機だと1時間25分で到着して安い便だと往復約1万円〜。殆ど料金は変わらず、飛行機の便数もバス並みなので、飛行機がオススメ。 【バスの場合】直接バスターミナルでチケットを購入することができるが、乾季は当日券がない場合が多いので前もってネットで購入しておいた方が良い。日本人も使うバス会社としてはOltursa(オルトゥルサ)とCRUZ DEL SUR(クルス・デル・スール)が有名。
【住所】 Túpac Amaru, Distrito de Lima 15311, Peru
【公式HP】http://www.cruzdelsur.com.pe/
【飛行機の場合】リマのホルヘ・チャベス国際空港(LIM)からクスコのアレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港(CUZ)へ向かう。毎日かなり本数が出ている。↓↓↓
クスコからオリャンタイタンボ
クスコは標高3400mなので、前もって高山病の薬を飲んでない人は、高山病対策のために往路ではクスコ観光をせずに、直接マチュピチュ村へ行く列車が出ている標高2792mのオリャンタイタンボまで行く人も多い。 クスコからオリャンタイタンボまでの移動は、車で約2時間。日本人は旅行代理店に交通の手配をしているケースが多い。混乗タクシー(コレクティーボ)を使うとオリャンタイタンボまで一人5ドル(約550円)、バンだと3ドル(約330円)で行ける。クスコ中心街のパビートス(Pavitos)(住所:Pavitos 527, Cusco, Peru)付近を歩くとバンの運転手がオリャンタイタンボまで行く人〜!!と大声で叫んでいるので、すぐわかる。オリャンタイタンボからコレクティーボで戻ってくる際は、アルマス広場に降ろされる。
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オリャンタイタンボからマチュピチュ村
クスコから約1時間半でウルバンバ渓谷の中ほどにあるオリャンタイタンボへ到着。レストランも充実しており、有名や要塞の遺跡があり、300段の石段を登ると絶景が見れるの時間があればこちらの観光もおすすめ。 オリャンタイタンボまで来たら、次は列車に乗ってマチュピチュへ!!一般的には、ペルーレイルの高山列車に乗ってマチュピチュ村を目指す。必ず予約が必要なので下記リンクからチェック。
【公式HP】https://www.perurail.com
ペルーレイルのサイトに入ると3タイプの車両がある。タイプだけでなく日程や時間により金額が異なる上に、よくディスカウントをしているので金額は要確認。写真のVistaDome(ビスタドーム)は普段は大体片道100ドル(約11,000円)だが、ディスカウントされていると30ドル(約3,300)円から乗れる。 ※ 西洋人の間では、マチュピチュ村までのトレッキングツアーが流行っているそう。余裕がある人は2日から1週間かけて絶景の中トレッキングをするのもありかもしれない。
Perurail Sacred Valleyは、$150前後でちょっと豪華なダイニング列車。ペルー産の鶏肉やコーンをフンダンに使用したコース料理(前菜・メイン・デザート)やワインを愉しめる他、雰囲気の良いバーダイニング車両、バルコニーに出られる最後尾車両などが楽しめる。
マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡へ
いよいよマチュピチュ遺跡へ!! マチュピチュ村からマチュピチュへ行く方法は徒歩かバス。写真のグネグネ道を登って行った先にマチュピチュ遺跡がある。徒歩だとひたすら山道なので2、3時間登らなければならない。バスだと約30分で到着。朝6時にバス停に行ったら既に長蛇の列…前日までにバスのチケットを購入した方が良い。バスのチケット購入のためにパスポートが必要! マチュピチュ村のアグアスカリエンテスからマチュピチュ遺跡までのバスの往復料金は、外国人の大人24ドル(約2,640円)、子供(5歳から10歳)12ドル(約1,320円)で外国人料金とペルー人料金と異なる。
マチュピチュの入場制限について
【2019年】マチュピチュ入場制限
「マチュピチュ遺跡」では、2017年7月より入場制限の新規定が適用されていたが、2019年1月1日より新たな入場制限に関する規定が適用されることとなった。 2019年1月から、午前・午後の二部制がさらに細かくなり、入場時間帯により退出時間が決められる。また遺跡退出後の再入場は不可となる。遺跡への最大滞在時間(入場してから4時間)に変更はない。
♦入場 6:00~7:00( 退出 10~11時 )
♦入場 7:00~8:00( 退出 11~12時 )
♦入場 8:00~9:00( 退出 12~13時 )
♦入場 9:00~10:00( 退出 13~14時 )
♦入場 10:00~11:00( 退出 14~15時 )
♦入場 11:00~12:00( 退出 15~16時 )
♦入場 12:00~13:00( 退出 16~17時 )
♦入場 13:00~14:00( 退出 17時~閉園時間まで )
♦入場 14:00~15:00( 退出 閉園時間の17:30まで )
♦入場 15:00~16:00( 退出 閉園時間の17:30まで )
※いずれも最大滞在は4時間以内。
マチュピチュの入場チケットの購入方法は公式ホームページで購入するか、旅行代理店に依頼するかである。公式ホームページの方が当然手数料がかからないのだが、何度もパソコンを投げたくなるくらい使い勝手の悪いサイトだった。
【公式HP】http://www.machupicchu.gob.pe
マチュピチュ公式サイトからの予約完了後予約券が発行されるが、これは入場券とは異なるので注意!予約券に小さく書いてある通り、別途入場券をプリントアウトする必要あり。入場券のプリントアウトを忘れてしまった場合は、マチュピチュ村のメインパーク横のチケットセンターで入場券を発行して貰える。
ワイナピチュ山とマチュピチュ山の登頂制限
「マチュピチュ遺跡+ワイナピチュ入山」、「マチュピチュ遺跡+マチュピチュ入山」のチケットで入場する場合の規定については未発表となっており、現時点では、現状の規定通り。 それぞれワイナピチュ山は7時から8時に入場できる人が1日100名。10時から11時に入場できる人が1日100名の計200名が登れる。マチュピチュ山は1日400名。 どちらの山もマチュピチュの入場券を購入する際にセットで購入する。
ガイドなしで入れない?!
2017年からルールが変わって、ガイドがいないとマチュピチュに入れないと聞き、前もってガイドの手配をしようと代理店に複数問い合わせたが、2時間のガイドでどこも一万円以上。正直南米のガイドよりガイドブックの方が信用できるので、どうにかなるだろうと思いガイドの手配なしでマチュピチュへ。 これが2017年に制定されたガイドに関するマチュピチュ遺跡のルール↓
◎ 入場時には、ガイドの同行が義務。
◎ ガイド1名につき、最大で入場者16名まで同行可。
◎ 17名以上の場合、ガイド2名の同行が必要。
実際に行ってみると、普通に誰でも入場できた。むしろ入場券の確認もしてるのか?と言うレベル。当然ガイドなしでもOKだったけど、入場口のところに、プライベートガイドからグループガイドまで、英語、スペイン語、ポルトガル語、日本語のガイドがいたので、英語のグループガイドに参加した。値段はなんと10ドル(約1,100円)だった。南米なので、日によってチェックする日、しない日があるかもしれないので、ガイドなしで大丈夫とは言えないが、前もって手配してなくても現地でガイドはいくらでも手配できる。