【ブラジル側】イグアスの滝への行き方・国立公園内の楽しみ方

イグアスの滝

イグアスの滝はどこ？

イグアスの滝について

イグアスの滝（ブラジル側）は、1986年にユネスコの世界遺産に登録された。（アルゼンチン側は1984年に登録）近年では、「新世界七不思議　自然版（New 7 Wonders of Nature）」にも選出された。ブラジルとアルゼンチンにまたがるイグアスの滝は、北米のナイアガラの滝、アフリカのヴィクトリアの滝と並び、世界三大瀑布に数えられている。ブラジルParaná州のFoz do iguaçu（フォス・ド・イグアス市）とアルゼンチンのPuerto Iguazu（プエルト・イグアス市）の2カ国にまたがる国立公園の中に275の滝があり、最大落差約80メートル、滝幅は約4キロに渡る。イグアスの滝国立公園の広さは、ブラジル側が185,000ヘクタール、アルゼンチン側が65,000ヘクタールで合わせて東京都とほぼ同じくらいの広大な面積。イグアスの滝は約20％がブラジル側、残りがアルゼンチン側にある。

ブラジル側のイグアスの滝の特徴

先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝。ブラジル側最大のポイントは、一度にいくつもの滝を見られること。遊歩道のところどころに展望スポットがあって、多彩な角度から滝が見られる。イグアスの滝の周りはトレッキングコースになっており、ブラジル側は急なアップダウンも少ないため歩きやすい。ブラジル側は、コースの入り口からハイライトの展望台まで、ゆっくり写真を撮りながら歩いても1時間半くらい。展望台のすぐ前に橋が張り出しており、有名な「悪魔ののどぶえ」を目の前で眺めることができる。この展望橋は、360度イグアスの滝に囲まれているかのような体験ができ、びしょ濡れになるのでカッパが必須。

さっぺ

カッパの他にもビーチサンダル、日焼け止め、サングラス、防水カメラがあったほうが良い

世界三大瀑布の違い

イグアスの滝の気候・ベストシーズン

滝上流で水量調節を行っているので一年中迫力のある滝を見ることができる。観光のベストシーズンは、気温が高すぎない4〜6月と言われているが、雨季と乾季でそれぞれメリットデメリットがある。 夏（11～4月）は、雨季に当たるため降水量が多く、水量が増えて、迫力のある滝を楽しむことができる。一方で、水量が多すぎるとボートツアーなどが中止になる可能性があり、太陽が出ていないと滝にかかる虹を見ることができない。 冬（5〜10）は、気温20度前後で、湿度も60％と過ごしやすいが、ボートツアーの後は寒く感じる。イグアスの滝周辺は1年中雨が降りやすいが、5～8月の乾季が降水量が少なくなる。この時期は、晴れる可能性は高いが、雨季に比べると滝の水量も減るので迫力は劣る。

イグアスの滝への行き方

アルゼンチンやブラジルは日本からの直行便がないので、乗継地や南米のほかの国とあわせて一緒に巡るのが一般的。ブラジル側だけなら1日で十分だが、見どころが充実しているアルゼンチン側はじっくりと2日間楽しみたいところ。 ブラジル側は、フォス・ド・イグアス国際空港（Foz do Iguacu International Airport）が国立公園から最も近い空港。リオデジャネイロからフォス・ド・イグアス空港まで国内線で約2時間、サンパウロから同空港まで約1時間45分に位置する。ブラジル側のイグアスの滝の観光の拠点となるのが、イグアスの滝から約28㎞の距離にあるフォス･ド･イグアスという町。

空港からフォス・ド・イグアス市内・イグアスの滝への行き方

フォス・ド・イグアス空港は、フォス・ド・イグアスの市内とイグアスの滝国立公園の中間地点にある。空港から市内へはタクシーで約30分、イグアスの滝へは、タクシーで15分ほどの距離。イグアスの滝のブラジル側フォス・ド・イグアスは、街の規模が大きく、宿泊施設も揃っている。空港・市内・イグアスの滝を結ぶ市バスが20～30分おきに運行している。空港のターミナルを出るとバス乗り場があるので、そこから市内または直接イグアスの滝へ行くことができる。バスの番号はどちらも120番、料金は一律3.55レアル。 ※ 空港から一度市内に行ってから滝に行くと1時間半～2時間ほどかかるので、直接滝に行って荷物をロッカーに預けるほうがスムーズ。前もって車を手配しておきたい方は、英語ドライバーの送迎サービスを下記から予約できる。

ブラジルからアルゼンチンのプエルト・イグアスへ

【タクシーで行く場合】 フォズドイグアスからアルゼンチン側のイグアスの滝の観光をするためにはプエルト・イグアスの街に行くのが一般的。プエルト・イグアスまでは非常に近く、距離にして約10km。そのため、タクシーで移動したら約30分、大体100レアル（約3,000円）で到着する。 【バスで行く場合】 短距離バスターミナル TTU(ブラジル)→イミグレ→アルゼンチン側(プエルト・イグアス)のバス停で乗り換え→アルゼンチン側のイグアスの滝という流れ。途中で国境を越えたり乗り換えたり面倒。南米はタクシーが安いのでタクシーで行くのがおすすめ。

ブラジル側イグアスの滝の楽しみ方

イグアスの滝は、アクティビティがとても充実している。中でも人気なのは「マクコサファリ」。ドライブにウォーキング、ボートクルーズと、森から滝まで体全体でイグアスを満喫できる。ツアーを申し込まない人はそのまま入場し、入場＆園内バスに乗車園内は無料のバスが走っており、これに乗って移動。待っている公園内を行くバスに乗ることになる。サファリやボートツアーに参加する人以外は、「The Path of The Falls Stop 」(遊歩道駅)で降りて、そこから1.2㎞の遊歩道を歩くと展望台に到着する。

マクコ・サファリ(Macuco Safari)

『Macuco Safari（マクコサファリ）』というこのツアーは、国立公園内の森林をジープでガイドの説明を聞きながら行くジャングルツアーと、ゴムボートで滝壺まで行き、存分にイグアスの滝に突っ込むツアーがセットになっている。急カーブにジャンプとまるで遊園地のアトラクションの如く、水しぶきも入ってくる。ボートツアーは晴天だと、虹に遭遇する確立が高い。また月夜の虹を見たい人は毎月満月の前後5日間に実施される夜のイグアスツアーがある。

さっぺ

滝に突っ込むと、カッパを着ていてもずぶ濡れになるので、事前に水着を着用して行った方が良い。

さっぺ

ツアーはマルコサファリ＋ラフティングなどのセットもある。公式サイトで内容を確認して、チケットを購入することができる。

ヘリコプターでイグアスの滝を上から見る

ブラジル側の国立公園入口の手前にヘリクルーズを運行している会社があり、予約なしで参加できる。4～7人乗りのヘリが回遊しているので、来たヘリに次々と乗っていく。一般の観光客が訪れるイグアスの滝は国立公園の0.3％に過ぎないと言われているが、空からだとこの国立公園がいかに広いかがわかる。離陸して数分後に突然森の中からイグアスの滝が姿を現す。ヘリに乗っている時間は10分～15分ほどだが、天気が良い日は虹がかかっているのが綺麗に見れる。オプションで35分飛行にすると、イタイプ水力ダムまで飛行することも可能。

イグアスではハナグマに注意！！

国立公園内中でハナグマを見ることができる。見た目はとてもかわいいが、とても凶暴で、食べ物を奪ったり、噛みついたりするので、餌をあげようとしたりしてはいけない。

蝶の楽園

イグアス国立公園には約500種類もの蝶が生息している。国立公園中で美しい蝶を観察することができ、色鮮やかな蝶が手や帽子にとまるのはイグアスの滝ならでは。

【おすすめ】バードパーク

ブラジル側の国立公園入口の近くで、イグアスの滝観光の前後に徒歩で訪れることができる。約150種800羽以上の鳥類が飼育されており、アララを手に乗せて写真を撮ったり、トゥッカーノを間近で見ることができる。

プエルト・イグアス発着の場合は、アルゼンチンのプエルトイグアス市内を通過する際に、12歳以上は全員片道10アルゼンチンペソの観光税が必要。ツアーでは徴収所を行きと帰りで2回通るので、一人20アルゼンチンペソを現金で用意しなければならない。ブラジル側のダウンタウンからの行く場合は、税金は不要。バスで行くとわかりにくいので、ブラジル側・アルゼンチン側両方から日帰りツアーが沢山あるので、ツアーに参加して行くか、タクシーで行く方が良い。

ラファイン・ディナーショー（Rafain Dinner Show）

ブラジル・シュラスコ食べ放題＆会場大盛り上がりの南米民踊ショー。レストランで食事をしながら南米8カ国の伝統舞踊が見れて、シュラスコ(肉料理)とデザートも楽しめる。ショーのステージは、サンバやブラジル各都市の踊りや、メキシコ、ペルー、パラグアイ、アルゼンチンなど南米各国の華やかなショーがノンストップで見れる。会場を巻き込んだ演出で人気のナイトショー。自分でディナー＋ショーをネット予約すれば一人5,000円以下だが、送迎や日本語ガイドも一緒がいいということであれば下記のようなツアーもある。

ラファイン・ディナーショー 連日大盛況のダンスショーとシュラスコビュッフェ！
＜日本語ガイド／1名参加OK／フォス・ド・イグアス発＞(USD 112.50 ~)

【名称】ラファイン・ディナーショー（Rafain Dinner Show）
【住所】Av. das Cataratas, 1749 – Jardim Iguacu, Foz do Iguaçu
【時間】月～土：20:45スタートで1時間半〜2時間
【ネット予約】rafainchurrascaria.com.br

日本人ガイド付きのイグアスの滝ツアー

イグアスの滝は、治安も悪くなく観光地化しているので、ガイドがいなくても個人でまわることができる。しかし、スペイン語やポルトガル語が話せなくて不安な人や、時間がないので効率よく観光したい人などは、現地発のツアーがあるので、下記リンクでツアーの一覧が見れるので参加して見ても良いかも。

イグアス発・日本人ガイドのツアー

おすすめのホテル

ベルモンド ホテル・ダス・カタラタス

出典：booking.com

Booking.com

※ こちらに日程を入れると、ベルモンド ホテル・ダス・カタラタスの写真を見たり、その日の金額の確認をしたり、予約したりできる。イグアス国立公園内にある唯一のリゾートホテル。5つ星ホテルでイグアスの滝の絶景をレストランのテラス席からも楽しめる。イグアスの滝まで徒歩圏内というロケーションで、国立公園が閉鎖されている夕方や夜明けでも壮大な眺めを満喫できる。ブラジル側のフルムーンツアーは、このホテルに宿泊している観光客のみが参加できる。フルムーンツアー催行の前日または当日に、ホテルに直接申し込みをして、ツアー料金もホテルへ直接支払うことで参加できる。

【名称】ベルモンド ホテル・ダス・カタラタス（Belmond Hotel das Cataratas）
【住所】Rodovia Br 469, Km 32, s/n Parque Nacional Iguassu, PR, 85855-750
【電話番号】+55-45-21027000