目次
- 1 ハバナ(La Habana)
- 2 【世界遺産】旧市街地(Old Habana)
- 2.1 オビスポ通り(Calle Obispo)
- 2.2 ラ・フロリディータ(La Floridita)
- 2.3 ラ・ボデギータ・デル・メディオ(La Bodeguita Del Medio)
- 2.4 ビエハ広場(Plaza Vieja)
- 2.5 ハバナ大聖堂(Cathedral of Havana)
- 2.6 旧国会議事堂(Capitolio Nacional カピトリオ)
- 2.7 ホテル・アンボスムンドス(Hotel Ambos Mundos)
- 2.8 パルタガス葉巻工場( Fabrica de Tabacos Partagas)
- 2.9 ハバナクラブ博物館(Museo del Ron Havana Club)
- 2.10 革命博物館(Museo de la Revolución)
- 2.11 チョコレート博物館(Museo del Chocolate)
- 3 旧市街地の要塞群
- 4 ハバナ新市街地
- 5 キャバレー・トロピカーナ
- 6 その他のキューバに関する情報
ハバナ(La Habana)
ハバナはキューバの首都であり、カリブ海域において最大の都市。16世紀からスペインの支配下に置かれ、旧市街地は今も17~18世紀のさまざまな建設様式で建てられた建物が建ち並び、1982年に4つの要塞群(フエルサ要塞・モロ要塞・プンタ要塞・カバーニャ要塞)とともに世界遺産に登録された。新市街地には、キューバ革命の英雄たちのゆかりの地が現在も残っている。ハバナはカリブ海の美しい景観と、革命家たちの歴史が共存している魅力が沢山詰まった街である。気の向くまま訪れたいところに行くも良いし、効率よく観光したいなら下記のような現地ツアーが人気である。この他にもレンタルバイクツアー、ウォーキングツアーなど様々な現地ツアーもある。
観光バスツアー
ハバナ観光バスツアーは、ハバナの観光名所を巡る2階建て観光バス。1人10CUC(約1,100円)で、9:00から18:00まで1日乗り降りし放題。旧市街から遠い観光名所に行くのにも便利。旧市街だと、セントラル公園がバス停になっており、最初の乗車時に料金を支払って、チケットを貰う。
ハバナ市内のデイツアー
クラシックカーを使って行われるプライベートツアーや、グループでハバナの観光地を回るリーズナブルなツアーまで様々なシティツアーが行われている。その中で特に人気のツアー会社がこちら。
【Cubaoutings】https://www.cubaoutings.com/en/home/
【Fertours 2 Havana】http://fertours2havana.com
【Cuban Connection Tour】http://www.cubanconnectiontour.com/eng/index.html
ネット予約できるツアー
ハバナのフォトツアー
こちらもかなり人気のハバナのカラフルな街並みと一緒に写真を撮るツアー。4〜5時間の半日フォトツアーであれば150CUC(約16,500円)前後、丸一日で210CUC(約23,000円)前後、旅行中1週間同行してもらうなんてこともOK!!
【Photo Tours led by Louis Alarcon】http://photographingcuba.com
【連絡先】Luis Alarcón <photographingcuba@gmail.com>
【Photo Touring Cuba】http://www.phototouringcuba.com/
【連絡先】phototouringcuba@gmail.com
【世界遺産】旧市街地(Old Habana)
オビスポ通り(Calle Obispo)
サルサやラテン音楽が流れ、いつも観光客で賑わっている旧市街のメインストリート。オープンカフェやお土産物屋が立ち並び歩行者天国になっている。多くの人々が行き交い、オールドハバナ屈指の活気あふれるスポット。カラフルな建物に囲まれて、古びた街並みを横目に歩いて行くと、目の前には重厚感あふれるバロック様式のサン・クリストバル大聖堂が現れる。
【住所】Obispo,La Habana, Cuba
ラ・フロリディータ(La Floridita)
オビスポ通りの一角に、アーネスト・ヘミングウェイが足しげく通ったバー、ラ・フロリディータがある。ヘミングウェイが飲んだレシピはラム酒をダブルにしグレープフルーツジュースを入れ砂糖を抜いたもので「パパ・ダイキリ」という名前でオーダーできる。相当な酒豪だったヘミングウェイは、一晩で12杯飲んだ逸話もあるほど。「パパ・ダイキリ」はアルコールが強めなので飲みすぎに注意。
【住所】Obispo No.557 esq. a Monserrate, Habana Vieja, Ciudad de La Habana
【電話】(53-7) 867 1299
【時間】11:00~0:00 年中無休
【料金】フローズンダイキリ「パパ・ヘミングウェイ」6CUC(約660円)
【公式HP】http://www.floridita-cuba.com
ラ・ボデギータ・デル・メディオ(La Bodeguita Del Medio)
ラ・ボデギータ・デル・メディオは、モヒートの発祥の地。店内の1階はバーカウンターのみで、2階3階はレストランになっており、キューバ料理を食べることができる。モヒートの他にもキューバを代表するお酒として、ラム酒とライムジュースと砂糖を混ぜてつくるカクテルのダイキリがあるが。ヘミングウェイが、「モヒートは、ボデギータで。ダイキリはフロリディーダで。」と書いて残しているように、大の「フロリディータ一」好き。ラム酒をダブルにして砂糖抜きにした「フローズンダイキリ」は今も観光客に大人気。
【住所】Empedrado, La Habana, キューバ
【電話】+53 7 8671374
【時間】8:00〜0:00(年中無休)
ビエハ広場(Plaza Vieja)
スペイン植民地時代の16世紀後半に作られたビエハ広場は、「古い広場」という意味。石畳の広場はスパニッシュ・コロニアル様式の優美な邸宅に囲まれ、趣がある。特に有名なハルコ伯爵邸は、ステンドグラスの窓やハバナブルーと称される鮮やかな青色のよろい戸、エレガントな柱廊などが特徴。ビエハ広場は荒廃が進んでいたが、1982年に旧市街が世界遺産に登録されてから美しく整備され、今ではホテル、レストラン、カフェなどが立ち並び、テラス席で多くの人が食事をしたりお酒を楽しんだりとハバナを代表する観光スポットとなっている。
【住所】Havana Old Square,La Habana, Cuba
ハバナ大聖堂(Cathedral of Havana)
1776年に完成したバロック建築のハバナ大聖堂は正式名称「サン・クリストバル大聖堂」で、ハバナを代表する大聖堂。波打つようなファサードと両脇にそびえる2つの塔が印象的で、キューバ・バロック建築の傑作といわれている。2つの塔は左右で高さも形も異なり、右の塔には7トンもの鐘が釣り下げられている。内部の見学も可能で、石造りの荘厳な佇まいに圧倒される。夜はライトアップされ、昼とはまた違った美しさを楽しめる。
【住所】156 Empedrado,La Habana, Cuba
【電話】(07)8617771
【時間】月〜金 9:00-11:00 2:30-6:00
【料金】無料
旧国会議事堂(Capitolio Nacional カピトリオ)
1959年まで国会議事堂として使用されていた、「カピトリオ」と呼ばれるこの建物は1929年に建設された。当時、キューバがアメリカの軍事占領下に置かれていたため、幅208m、高さ98mの4階建て、中央にドームがある特徴的な佇まいは、ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂(国会議事堂)を模倣している。内部に入ると正面には国旗をまとった女性像があり、その前には24カラットという巨大なダイヤモンドが埋め込まれています。現在はレプリカだが、それがキューバの道路の基点ゼロ地点となっている。
【住所】513 Paseo de Martí,La Habana,キューバ
ホテル・アンボスムンドス(Hotel Ambos Mundos)
オビスポ通り添いにあるホテルで、ピンク色の外観がひと際目を引く。1940年代から20年以上もの間、キューバで暮らした文豪アーネスト・ヘミングウェイが定宿にしていたホテル。彼が宿泊していた511号室は「ヘミングウェイ・ルーム」として一般に公開されており、室内には愛用のタイプライターや釣り道具など私物と共に当時の内装のまま展示されている。また、ホテルの屋上にあるレストランは眺望の良さで人気。
【住所】153 Obispo,La Habana, Cuba.
【電話】(07)8609529
【時間】10:00〜17:00
【料金】2CUC(約220円)※宿泊客は無料で入場できる
パルタガス葉巻工場( Fabrica de Tabacos Partagas)
穏やかな気候で肥沃な大地が広がるキューバは、たばこの葉の栽培に適しており、葉巻はキューバの特産品。ハバナには葉巻の製造工程を見学できる工場がいくつかあり、特に観光客に人気があるのが国営の「パルタガス葉巻工場」。キューバ産の葉巻として有名な「コイーバ」もここで製造されている。製造過程はツアー(英語orスペイン語)に参加して見学できる。
完全予約制で、チケットは現地では購入できない。ホテルのツアーデスクなどで予約ができる。工場内の写真撮影は禁じられており、カバンやカメラ類はロッカーに預け一切持ち込めない。
【住所】Calle Industria,La Habana, Cuba
【電話】(07)338060
【営業】月曜〜金曜 6:30~17:00、土曜 9:30~15:00
【定休日】日曜
【料金】見学ツアーは事前予約制10CUC(約1,100円)
ハバナクラブ博物館(Museo del Ron Havana Club)
ラムはサトウキビのしぼり汁を煮詰め結晶化させ砂糖をとった残りの液である糖蜜を発酵させ蒸留し数年~数十年寝かせたもので、キューバはラムの生産地として有名で、特にキューバを代表する有名なブランドが「ハバナクラブ」。この博物館では「ハバナクラブ」の歴史を紹介し、ラム酒の醸造過程を見学、試飲などができる。飲み足りない人は、併設のバーで「ハバナクラブ」を使ったカクテルを楽しむこともできる。
【住所】venida del Puerto 262, esq. Sol, Habana Vieja Cuba
【電話】+53 7 8618051
【時間】日曜〜木曜:9:00〜17:00 金曜・土曜:9:00〜17:00
【公式HP】https://www.havana-club.com/en-ww
革命博物館(Museo de la Revolución)
1920年に建造された、かつての大統領官邸。1957年には、革命幹部会の有志が大統領官邸だったこの場所を襲撃するという事件が起き、キューバ革命の後に「革命博物館」となった。内部ではキューバの歴史を紹介するとともに、キューバ革命について写真や資料などで詳しく展示。この建物の裏側には、1956年にフィデル・カストロやチェ・ゲバラなど革命メンバーが、キューバ上陸を果たした際に乗ってきたグランマ号が展示されていることでも有名。
【住所】Avenida Bélgica,La Habana, Cuba
【電話】(07)8601524
【時間】9:30~16:00
チョコレート博物館(Museo del Chocolate)
地元民にも人気なカフェ。午前中には作り方の見学ツアーも行われている。コーヒーなどもあるので甘いのが苦手な方にもおすすめ。キューバはカカオの名産地だが、冷凍輸送する手段があまりないためチョコレート生産は盛んではない。ハバナで唯一そのキューバ産チョコレートを食べられるのがこのチョコレート博物館。
【住所】Calle Amargura, La Habana
【時間】9:00-21:00
旧市街地の要塞群
カバーニャ要塞(Fortaleza de San Carlos de La Cabaña)
モロ要塞の南東にある、1763年に着工し、約10年の歳月をかけて完成した要塞。カバーニャとは粗末な納屋という意味。現在は、要塞内にレストランやチェ・ゲバラ博物館があり、カメラなど彼の愛用品や執務に使用していたテーブルとイス、写真などが展示されている。約150年続く毎晩9時に行われる大砲の儀式も有名で、夜に訪れるのもおすすめ。
【住所】Arret de Los Cocos Havana, Cuba
【時間】10:00~22:00
フエルサ要塞(Castillo de la Real Fuerza)
世界遺産に登録されている、ハバナにある要塞の一つ。スペインの植民地時代、貿易で栄えたハバナの街を守るために築かれた要塞群は、1555年に建築が始まった。フエルサ要塞はハバナで最も古い要塞で、建造当初は木造の要塞だったが、フランスの海賊に襲撃され焼失し、現在のサンゴ石造りの要塞となった。周囲には堀が巡らされ、大砲が展示されている。内部は海洋博物館になっており、スペイン植民地時代のコインや遺物、帆船模型、航海用具などが展示されている。
【住所】Calle O’ Really (Plaza de Armas) / Avenida del Puerto, La Habana
【電話】(07)8615010
【時間】9:00 – 18:30
【料金】1CUC(約110円)
モロ要塞(Castillo del Morro)
エントラーダ運河に沿って立つ石造りの要塞。1640年の建造で、高さ20mもの城壁がそびえ立っているのが特徴。17世紀後半にカリブの海賊として名を馳せたヘンリー・モーガンの襲撃をはじめ、いくつもの戦いからハバナの街を守り、カリブ海最強の砦と呼ばれた。フエルサ要塞と同様に内部は博物館になっており、1492年のコロンブスの航海や、1762年のハバナの戦い、1898年の米西戦争などについて紹介している。ちなみにモロとはスペイン語で大きな岩という意味。海に面した絶壁の上に建てられており、要塞の上から眺める景色は絶景この要塞の立地を表しており、要塞から見るハバナ湾や旧市街の街並みも美しい。
【住所】Arret de Los Cocos Havana, Cuba
【時間】10:00~19:00
プンタ要塞(Castillo de San Salvador de la Punta)
1590年に着工し、完成したのは1630年、エントラーダ運河を挟んでモロ要塞の対岸にあり、モロ要塞との間に太い鉄鎖を張り、外敵から街を守ってきました。敷地内には砲台が残され、1760年代のハバナの戦いの際にイギリス軍より撃ち込まれた弾が残っています。内部は一部を博物館として公開。要塞の歴史を紹介するほか、船の模型や海中から引き上げられた遺物なども展示しています。要塞からはエントラーダ運河やモロ要塞が望め、絶景が広がります。
【住所】 Malecón,La Habana,キューバ
【時間】9:00~17:00
ハバナ新市街地
マレコン通り(Malecon)
旧市街と新市街を結ぶ海岸沿いの大通り、マレコン。道路にはカラフルなクラシックカーが走り抜け、釣りをする人、オシャベリを楽しむ人、夕方には夕涼みのカップルや、家族連れで賑わっている。ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のオープニングで、波しぶきを浴びる道として登場したのがこのマレコン通り。2017年に公開された映画『ワイルド・スピードICE BREAK』の舞台にもなった。夜には道路沿いに建つ建物の灯や街灯で彩られ、昼とはまた違った趣がある。ノスタルジックな街並みと海に挟まれたこの通りは、遊歩道が整備され、海風を感じながらの散策が楽しめる。
【住所】Malecon,La Habana,キューバ
革命広場(Revolution Square )
キューバ革命の英雄であるチェ・ゲバラの巨大な壁のモニュメントで有名な新市街の中心にある広場。国家評議会議長が演説をする場として知られ、かつてはフィデル・カストロが8時間にも及ぶ大演説を行ったこともある場所。2016年に彼が死去した際にはここで追悼式典も行われ、多くの市民が集まった。その隣の情報通信省の建物に描かれているのはキューバ革命の指導者の1人カミロ・シエンフェゴスで、ゲバラは自分の息子に彼の名を取ってカミロと名付けたほど仲が良かった。道を挟んで高くそびえるのは、ホセ・マルティ記念博物館。
【住所】Avenida Bélgica,La Habana
【時間】9:30-16:00
【料金】10CUC(約1,100円)
ホセ・マルティ記念博物館(Memorial Jose Marti)
革命広場の北にそびえ立つ5角形の星形をした高さ109m の塔が「ホセ・マルティ記念博物館」。博物館は1996年、ホセ・マルティの没後101年を記念して建設され、内部にはホセ・マルティに関する資料が多く保管されている。ホセ・マルティは、19世紀後半のキューバの革命家で、第二次キューバ独立戦争を戦い、志半ばで戦死した。その思想はチェ・ゲバラやフィデロ・カステロにも影響を与え、キューバでは建国の英雄として讃えられている。建物はかつて共産党のオフィスとして使用されており、塔の形は上から見ると独立を意味する星型になっている。ハバナ市内で最も高い建物で、最上階にある展示台に登ると革命広場周辺を見渡すことができる。
【住所】Plaza de la Revolucion, Havana 10600
【電話番号】(07)8820906
【時間】月曜-土曜 9:30-17:00
【料金】入場料:1CUC(約110円)、博物館:3CUC(約330円)(学生半額)、展望台:3CUC(約327円)、博物館と展望台セット:5CUC(約550円)(学生3.5CUC)
キャバレー・トロピカーナ
キューバのキャバレーは世界的に有名。特にキャバレー・トロピカーナの200人のダンサーが、きらびやかな衣装に身をまとい、カリビアンのミュージックに合わせながら繰り広げるショーは大迫力。音楽とダンスが生活に深く根付いているキューバは、世界的に見てもハイレベルなアーティストやダンサーが多く、小さなライブハウスでも高級ナイトクラブでも、本格的なショーを楽しめる。音楽、ダンス、衣装などどれをとっても世界トップクラスで、その迫力には言葉を失うほど。
*ショーは21時から入場、22時に開始、終了は0時近く。
*ショーの開始まで、会場にある写真や展示物を見学できる。
*旧市街地から離れた距離にあるので、事前に送迎の予約をした方が良い。
*食事はかなり不評なので、ショー開始前に自身で取っておいた方良い。
【電話】+53 7 270110/279147
【時間】20:30〜1:00
【料金】超特等席(95クック)、特等席(85クック)、スタンダード(75クック)
【公式HP】http://www.cabaret-tropicana.com
その他のキューバに関する情報